2025年11月17日 コラム

投資用マンションを売却するなら知っておきたい「売却×投資」のポイント

 

 

 

投資用マンションを所有して、「そろそろ売却を考えたほうがいいかな？」と感じている方もいらっしゃるでしょう。たとえば、入居者募集が難しくなった、修繕費が膨らんできた、収益が思ったように出ない、あるいは資産整理のために売却を検討しているなど、多様な理由が考えられます。札幌市においても、投資用マンションを保有するオーナー様から「売却したいけれどどう進めたら良いか分からない」といったご相談が増えています。

 

今回は、投資用マンションの売却にあたって押さえておきたい「投資」と「売却」のポイント、売却時に注意すべき点、そしてあかり不動産がサポートできることをわかりやすく解説します。

 

投資用マンションを売る理由とは

 

投資用マンションを売却に踏み切る理由にはいくつかあります。まず、賃貸経営を続ける中で「収益が下がってきた」「空室が増えた」と感じるケースです。近年、築年数の経過や設備・内装の陳腐化、また入居者ニーズの変化により、家賃下落や空室リスクが生じやすくなっています。 

 

また、設備や共用部分の修繕・大規模改修が必要になったため、将来の負担を考えて売却を検討する方も少なくありません。さらに、不動産投資を始めた当初の想定条件（利回り・維持費・税制など）が変化して、投資として成り立たなくなってきたという判断もあります。投資用物件を所有しているなら、売却も一つの選択肢として早めに検討しておく価値があります。

 

売却を成功させるための基本ポイント

 

投資用マンションの売却をスムーズに、かつ有利に進めるためには、単に「物件を売る」というよりも「投資としての価値・将来性をどう伝えるか」がカギになります。以下のようなポイントが重要です。

 

まずは、現在の収益状況（家賃収入・管理費・修繕積立金・空室状況など）や将来的な維持コストを整理し、買主が「投資として買っても大丈夫」という判断をしやすい資料を準備することが大切です。さらに、立地・交通・周辺環境・築年数・設備など、物件の市場価値を高める要素が整っているかを整理しましょう。売却前に可能であれば清掃・クリーニング・簡易リフォームを行って「きれいな印象」を与えるのも効果的です。 

 

また、価格設定は「投資用物件としての期待収益」を踏まえて決めるべきです。ただ高く設定すると買主がつかず、早期売却を望むなら「多少価格を下げる」決断も必要です。投資用物件の売却では、時間もコストもかかる可能性があるため、売却のタイミング・価格・方法を早めに検討しておくことが重要です。

 

売却方法をどう選ぶか？投資用マンションならではの視点

 

売却方法として一般的に「仲介による売却」と「買取による売却」がありますが、投資用マンションの場合、その選び方には特徴があります。

 

まず、仲介による売却では、市場に買主を探してもらうため、価格が高めに設定できる可能性があります。しかし、投資用という性質上、買主も収益シミュレーションを慎重に行うことが多く、時間がかかったり条件交渉が厳しくなったりすることがあります。売却期間が長引くとその間の管理費・修繕費・税金などのコストもかかるため、リスクとコストを理解しておく必要があります。

 

一方で、買取による売却は、不動産会社や専門業者が直接買い取るため、比較的早く現金化が可能です。特に条件が厳しい物件（築古・修繕が必要・収益が落ちてきている等）では、買取を選択肢に入れることが現実的です。ただし、価格は仲介よりも低くなる傾向があります。

 

投資用マンションを売る際は、状況に応じて「仲介で高く売るか」「買取で早く売るか」を選ぶことが重要です。そしてその判断をするためには、収益性・修繕負担・将来性などを整理しておくことが不可欠です。

 

売却する際の投資物件ならではの注意点

 

投資用マンションの売却では、住居用物件とは異なる注意点があります。まず、投資用という観点から「収益性」「利回り」「管理状況」が買主にとって重要です。売却を検討する際は、これらを整えておく必要があります。

 

例えば、築年数の経過に伴う設備の老朽化は、物件価値を下げる要因になります。共用部の修繕積立金が不足しているマンションでは、買主が将来の負荷を懸念して購入を控えるケースがあります。 

 

 また、近隣で同じような物件が売り出されており競合が多い場合には、価格設定が難しくなることもあります。

 

さらに、投資用マンションを運営してきたオーナーとしては、売却後の税金・譲渡所得・確定申告の知識も押さえておくことがポイントです。売却益が出た場合には税金がかかるため、売却を踏み切る前に「売却したら手元にはどれくらい残るか」の試算を行っておくことが安心につながります。

 

成功する売却のための流れと準備

 

投資用マンションを売るために、手順を押さえて準備を進めましょう。まずは専門の不動産会社への相談です。投資用物件の売却実績がある会社を選ぶことで、査定精度や売却戦略の質が変わります。あかり不動産でも、札幌市・近郊エリアの投資用マンションについて、売却相談を幅広く承っております。

 

次に、物件の収益実績・修繕履歴・管理状況・競合物件などを整理し、資料として整えておくことが有利です。想定される買主、買主が重視する点を理解し、それに対応できる形で物件を整備しておくと評価が高まります。

 

そして、売却方法（仲介／買取）の検討、価格設定、販売活動の開始、条件交渉、契約・引渡しという流れになります。売却期間中は管理を怠らず、物件状態を維持することも重要です。売却後は税務処理・譲渡所得の申告なども忘れずに行いましょう。

 

まとめ：投資用マンション売却は「投資視点」で行動を

 

投資用マンションの売却は、ただ「住んでいたから売る」ケースとは異なり、「投資物件としてどう売るか」が成功の鍵です。収益性・修繕負担・将来性という投資目線を持って、早めに準備を進めることで、納得できる形で売却を終えられます。

 

あかり不動産では、札幌市の投資用マンション売却について、収益分析から売却戦略までワンストップでサポートいたします。「いつ売るべきか」「どう準備すればいいか」迷われている方も、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの資産を次のステージへつなげるお手伝いをいたします。